ロケット祭り、タイ語でブン・バンファイ、「ブン」は貢ぐといった意味合いで、「バンファイ」はロケット花火。田植えが始まる5月頃、農作物に恵みの雨を祈って天高くロケット花火を打ち上げます。イサーンやラオス各地で行われますが、中でもヤソートーンのロケット祭りは規模が大きく有名です。
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【目次】
ヤソートーン
ヤソートーンの山車
ヤソートーン、ロケット祭り名物の山車。宇宙戦艦ヤマトのような迫力もありました。
ロケット花火師
発射前の最終調整をするこの道数十年のロケット花火師。祭りに借り出された爺さんが雑用をこなしていただけのようにも見えました。匠の技とはそういうものかも知れません。
イサーンの真田広之
発射前の最終調整をするイサーンの真田広之さん。
発射台
ヤソートンのロケット祭り、ロケット花火の発射台
発射準備
巨大なロケット花火を大勢で寄ってたかって備え付けていました。
カウントダウン
電信柱サイズの物干し竿が飛ぶのですから凄い排気量でした。
発射
農作物に恵みの雨を祈って打ち上るロケット花火、雨季前の青空に映えていました。
発射後
ロケット花火が打ち上げられると、成功に歓喜する人、 ぼうっとする人、我が家に落ちてこないか案ずる人、それぞれの思いで空を見上げます。
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イサーン各地
村のロックンローラー
裏の畑の向こうからロケット花火の音が聞こえて来たので、スクーターで見物に出かけました。本場ヤソートーンのは物干し竿や電柱ほど巨大でしたが、村のは釣竿ほどの大きさでした。
村のロックンローラーも参加してしていました。マイクスタンドをぐいんぐいんさせていそうですが、担当はフルートでしょうか、シャツにはそう記されていました。
村の畑のロケット祭り
国境近くで発射すれば国際紛争になりかねない角度でした。数年前、サワンケート(ラオス)で打ち上げられたロケット花火がメコンを渡りムクダーハンの民家を破壊したという事件が実際にあったそうです。
08年5月 ナコンパノム県レーヌナコン E-1 ZD14-54mm
雨乞いロケット
ロケット花火が次々に放たれているうちに雲が広がりやがて大粒の雨が降り始めました。そもそもは雨乞いの儀式なのですが本当に雨が降ると淋しい気分になります。まだまだ撮っていたかったのですが子供を連れて来ていたので慌ててスクーターに乗って帰りました。道路沿いの田んぼでは水を引き田植えの支度が始まっていました。
08年5月 ナコンパノム県レーヌナコン E-1 ZD14-54mm
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